クラウンアスリート ハイブリッドのカーボン除去は必要?21クラウン(2AR-FSE)の溜まり方とDIYの範囲

小型エンジンと汗を拭う作業着の整備士のイラスト カーボン除去DIY

結論から言うと、21クラウン(210系)のアスリート/ロイヤルのハイブリッドに積まれている2AR-FSEは、筒内直噴とポート噴射を併用するトヨタのD-4Sエンジンです。ポートから噴く燃料が吸気バルブに当たるぶん、直噴だけのエンジンより吸気バルブ裏のカーボンは溜まりにくい前提があり、不調が出ていないなら慌ててカーボン除去にお金をかける必要はありません。ただし「溜まらない」わけではないので、症状が出たら点検で切り分け、溜まりにくくする使い方とオイル管理を続けるのが現実的な答えです。

私は製造業の設備保全が本業の個人DIYerで、整備士の資格者ではありません。この記事は、トヨタの発表資料、同じトヨタのハイブリッド車(カローラスポーツ/プリウス)の取扱説明書、論文、技術メディアや海外の整備工場の解説を出典にして、知人の210系アスリート ハイブリッドを週末に一緒に点検したときの経験とは分けて書いています。作業の手順や規定値は、必ずお手元の整備書やディーラーの情報を優先してください。

クラウンアスリート ハイブリッドのカーボン除去は必要?結論

DIY初心者くん
DIY初心者くん

クラウンのハイブリッドも直噴だから、カーボン除去が必要なんですか?

タクミ
タクミ

結論から言うと、すぐには不要なことが多いです。直噴に加えてポート噴射も持っているエンジンなんですよ。

DIY初心者くん
DIY初心者くん

えっ、両方あるんですか。じゃあ全く溜まらないんですか?

タクミ
タクミ

ゼロではありません。あくまで溜まりにくい前提がある、という話です。まず3つの方式の違いを表で並べますね。

方式 燃料を噴く場所 吸気バルブ裏のカーボン 21クラウンでの該当
ポート噴射 吸気ポート(バルブの手前) 噴霧が当たる洗浄効果で付きにくい 該当なし(単独では)
直噴のみ 燃焼室の中 燃料が当たらず溜まりやすい V6・2.5Lの4GR-FSE
直噴+ポート噴射(D-4S) 両方を運転状況で使い分け 純直噴より有利だがゼロではない ハイブリッドの2AR-FSE

知人がこの車を気にし始めたきっかけは、ネットで「直噴はカーボンが溜まる」という記事を読んだことで、不調や警告灯があったわけではありません。そこで業者に出す前に、まずエンジンが何なのかを確かめるところから始めました。

210系 クラウン ハイブリッドのエンジン整理:2AR-FSE と D-4S

DIY初心者くん
DIY初心者くん

21クラウンって、そもそも何年ごろの車なんですか?

タクミ
タクミ

2012年12月に発売された14代目クラウンのことです。2WDのハイブリッドは、車検証の型式がAWS210なんですよ。

DIY初心者くん
DIY初心者くん

同じ21クラウンなら、エンジンは全部同じですか?

タクミ
タクミ

そこが落とし穴で、ガソリン車には直噴だけのエンジンもあるんです。噴射方式を型式別に表で整理しますね。

トヨタは2012年12月25日に14代目クラウンの“ロイヤル”と“アスリート”をフルモデルチェンジして発売し、ハイブリッド車は2013年1月下旬から生産する予定と発表しました。この世代が、中古車市場や整備の現場で「21クラウン」「210系」と呼ばれているものです。2018年6月26日に15代目が発売されてロイヤル/アスリートの名前はなくなったので、210系は2012年末から2018年半ばまで売られていたことになります。

ハイブリッドのエンジンは2.5L直列4気筒の2AR-FSEで、排気量2,493cc、最高出力131kW(178PS)、最大トルク221N・mです。モーターと合わせたシステム最高出力は162kW(220PS)で、JC08モード燃費は23.2km/Lと発表されています。トヨタの資料では、発売時のハイブリッドの車両型式はDAA-AWS210で、2AR-FSEはカムリ用のエンジンを縦置きにしたうえで最新のD-4S直噴システムを加えたものと説明されています。

D-4Sは、報道や技術解説では「筒内直接噴射とポート噴射を併用するトヨタの方式」と説明されています。V6の解説では「基本は直噴で、低・中回転域では状況に応じて両方を使い分ける」とされていますが、2AR-FSEの使い分けを示した公開資料は見つけられなかったので、ここは断定しません。

系統 エンジン 噴射方式 備考
ハイブリッド(2WDはAWS210) 2AR-FSE 2.5L直4 D-4S(直噴+ポート) 2015年10月時点で4WDのハイブリッドも設定。4WDの型式・エンジンは車検証で確認
ロイヤル/アスリート 4GR-FSE V6・2.5L 直噴のみ(D4) 吸気バルブ裏が最も溜まりやすい側
アスリート 2GR-FSE V6・3.5L D-4S(直噴+ポート)
アスリート(2015年10月〜) 8AR-FTS 2.0L直4ターボ 直噴ターボ(D-4ST)

自分の車がどれかは、車検証の「型式」欄で確かめるのが一番確実です。知人の車は型式欄にAWS210とあり、ハイブリッドの2AR-FSEでした。

2AR-FSE のカーボン堆積はどこに溜まる?直噴との違いとハイブリッド特有の条件

DIY初心者くん
DIY初心者くん

直噴だとなぜ吸気バルブにカーボンが溜まるんですか?

タクミ
タクミ

燃料が吸気バルブの裏を通らないので、洗い流す役がいないんです。そこに戻ってきたオイル分が焼き付きます。

DIY初心者くん
DIY初心者くん

ポート噴射もあるなら、もう安心じゃないんですか?

タクミ
タクミ

有利なのは確かですが、汚れの元は燃料以外にもあるんです。溜まりやすい場所ごとに順番に見ていきましょう。

吸気バルブ裏:2AR-FSE カーボン堆積の本命の場所

直噴だけのエンジンは、燃料を燃焼室へ直接噴くので燃料が吸気バルブを通りません。ガソリンに入っている清浄剤も、直噴の吸気バルブにはほとんど効かないとされています。一方で、エンジン内部のブローバイを吸気へ戻すPCVの経路からは、燃料蒸気やオイルの微粒子が吸気マニホールドへ戻ってきて、吸気バルブにカーボンやワニス状の堆積をつくります。

ポート噴射のエンジンでは、インジェクターの噴霧が吸気バルブに当たる洗浄・冷却効果で、過度なカーボンが付きにくいとされています。米国のトヨタ・レクサス専門の整備工場は、直噴だけの4GR-FSEや3GR-FSEでは吸気バルブのカーボンが失火や不調の原因になってブラスト清掃をした一方、D-4Sの2GR-FSEではこの作業は必要ないと書いています。2AR-FSEについての記述はありませんが、同じD-4Sの考え方なので、クラウンのD-4S(2AR-FSE)の吸気バルブのカーボンは「純直噴よりはかなり有利」と見るのが妥当だと私は考えています。

ただし、同じ技術解説は、デュアル噴射のエンジンでも吸気バルブ堆積を防ぐため最新規格のオイルを勧めています。ポート噴射があっても、PCVから戻るオイル分は消えないからです。

燃焼室・ピストン頂部・インジェクター先端

燃焼室の中は、どの噴射方式でもカーボンが付く場所です。純直噴とポート噴射を比べた1999年のSAE論文では、直噴の方が吸気バルブ・燃焼室・インジェクターの堆積が多かったと報告されています。D-4Sでも燃焼室側は直噴インジェクターから燃料が入るので、ここは「ポート噴射があるから安心」とは言えない場所です。

スロットルとEGRの経路

2AR-FSEは冷却したEGR(排出ガスの一部を吸気に戻す装置)を持っています。知人の車もスロットルの縁がうっすら黒くなっていましたが、この程度ならDIYの清掃範囲です。

ハイブリッド特有の条件

ハイブリッドは、車の状態に合わせてエンジンが自動で止まったりかかったりします。エンジンが止まっている時間が長いので油温が上がりにくく、オイルに燃料や水分が混ざった状態が残りやすいと言われています。オイルの状態はPCV経由で吸気側を汚す元になるので、ハイブリッドは「オイルが汚れやすい条件がそろいやすい車」だと私は受け止めています。これがカーボンをどれだけ増やすかを数字で示したデータは見つからなかったので、ここは推測として読んでください。

なお、2AR-FSE固有のカーボン不具合について、国のリコール情報などの公的な情報は今回見つけられませんでした。「21クラウンはカーボンで壊れる」と言い切れる根拠はない、というのが正直なところです。

クラウンハイブリッドのエンジン汚れを疑う症状と、他の原因の切り分け

DIY初心者くん
DIY初心者くん

カーボンが溜まると、どんな症状が出るんですか?

タクミ
タクミ

もたつきや失火、エンジンのかかりの悪さが代表です。ただ、同じ症状を出す原因はほかにもたくさんあるんですよ。

DIY初心者くん
DIY初心者くん

じゃあ症状だけで決めつけちゃダメなんですね。

タクミ
タクミ

その通りです。ハイブリッドは確認すべき系統も多いので、カーボン以外に疑うものと順番を表にしておきます。

吸気バルブの堆積は空気の流れを乱し、もたつき、息つき、失火、始動しにくさの原因になり、堆積が厚いほど悪化するとされています。ただし失火の故障コードはほかの多くの原因でも出るので、コードだけで吸気バルブの汚れとは判断できません。

クラウンハイブリッドのエンジン汚れを疑う前に、次のような原因も並べて考えます。

気になる症状 カーボン以外に疑うもの まずやること
エンジン始動時の振動が大きい 点火プラグ・イグニッションコイルの劣化、エンジンマウント 故障コードの確認、プラグの点検
加速時のもたつき・息つき 点火系、スロットルの汚れ、吸気ホースの亀裂 スロットルとホースの目視
警告灯が点いた センサー類、ハイブリッド系の異常 診断機でコードを読む(ディーラー・整備工場)
燃費が落ちた タイヤ空気圧、季節(暖房でエンジンが止まりにくい)、使い方 条件をそろえて比べる

知人の一番の気がかりは「エンジンがかかる瞬間の振動が前より大きい気がする」ことでしたが、記録した数字があるわけではありません。症状の一般論は別の記事にまとめています。

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21クラウンアスリートHVのカーボン除去:自分でできることと業者に任せることの比較

DIY初心者くん
DIY初心者くん

自分でできるカーボン除去って、何があるんですか?

タクミ
タクミ

スロットル清掃と添加剤、それに内視鏡での確認までが現実的な範囲です。ハイブリッドならではの注意もあるんですよ。

DIY初心者くん
DIY初心者くん

吸気バルブの裏までは自分では無理なんですか?

タクミ
タクミ

正直に言うと難しいです。吸気マニホールドを外す大がかりな作業になるので、どこで線を引くか比べてみますね。

21クラウンアスリートHVのカーボン除去を、DIYと業者で分けると次のようになります。費用は210系向けの信頼できる価格例を見つけられなかったので、業者側は見積もりで確かめる前提にしています。

作業 自分で 業者 届く場所 注意点
スロットル清掃 ○ ○ スロットルの縁と周辺 電子制御スロットルなら手順・学習の要否は整備書で確認。溶剤は火気厳禁
PEA系燃料添加剤 ○ ー 燃料が通る場所 直噴側では吸気バルブには届かない
内視鏡で燃焼室を見る ○ ○ 燃焼室・ピストン頂部 吸気バルブ裏は見えにくい
ウォルナットブラスト × ○ 吸気バルブ裏 吸気マニホールド脱着、バルブを閉じて作業
ドライアイス洗浄 × ○ 施工範囲は業者に確認(吸気バルブ裏ならインマニ脱着が前提) CO2換気・騒音・結露や凍結への対策が必要

ハイブリッドならではの注意

最初にやらかしたのは私です。知人の車のボンネットを開けたまま、システムを起動したままで中をのぞき込んでいたら、目の前でエンジンが勝手にかかって思わずのけぞりました。工場の設備なら必ずエネルギー源を遮断してから手を入れるのに、車だと油断していたわけです。トヨタのハイブリッドは、車両の状態に応じてエンジンが自動で始動・停止すると、カローラスポーツ(ハイブリッド)の取扱説明書に書かれています。それ以来、エンジンルームで手を動かす前には、ハイブリッドシステムが止まっていることを目で確かめるようにしています。

もう一つは高電圧です。210系クラウン自体の取扱説明書はWebで確認できなかったので、同じトヨタのハイブリッド車の説明書を見ると、プリウスの取扱説明書はオレンジ色の高圧ケーブルやコネクター、駆動用電池などを取りはずしたり分解したりしないよう警告し、走行後はシステムが高温になるとも書いています。

自分でやる範囲

スロットルの清掃は、ハイブリッドシステムを止め、エンジンが冷えてから、換気の良い場所で行います。今の車のスロットルは電子制御のものが多いので、バルブを無理に手で開けたりはせず、清掃してよい範囲や清掃後に学習などの手順が要るかは、整備書やディーラーで確認してください。クリーナーは石油系の溶剤で揮発性が高く、手に付いたまま火を使って引火した事例が国の安全サイトに載っています。保護メガネと耐油手袋を着け、手に付いたら完全に拭き取ってください(私は泡が垂れにくいエアゾールを使っています。スロットルクリーナーはこちら)。

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燃料添加剤は、メーカー純正品の成分がPEA(ポリエーテルアミン)で、複数のメーカーの開発者が使用をすすめているという取材記事があります。ただし同じ記事は、直噴では添加剤で吸気側のカーボンは落とせないとも書いています。2AR-FSEはポート噴射を持つので、ポートから噴く燃料に混ざった成分が吸気バルブに当たる場面はあるはずですが、どれだけ効くかを示したデータは見つけられませんでした。私は「落とす道具」ではなく「溜めにくくする習慣」として位置づけています。

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中の様子を知りたいときは、プラグ穴から内視鏡を入れる方法があります。プラグを外すのはハイブリッドシステムを止め、エンジンが十分冷えてからにし、戻すときは整備書の締付トルクを守ります。知人の車ではプラグを1本外して細いプローブを入れ、ピストンの頂部が黒くなっている様子までは見えました(細径プローブの内視鏡を使いました。細径の内視鏡カメラはこちら)。ただ、吸気バルブの裏側まではうまく映せず、その日の結論は「吸気バルブ裏の状態は自分たちの道具では分からない」でした。

業者に任せる範囲

吸気バルブの裏を確実に落とすには、吸気マニホールドを外す作業になります。クルミ殻などの柔らかいメディアで吹く方法は、吸気バルブが閉じている気筒から作業し、ほかの開口部をふさいでメディアが燃焼室やクランクケースに入らないようにする必要があり、砂やガラスビーズのような硬いメディアは使ってはいけないとされています。米国の整備工場がレクサスIS250(V6・直噴のみの4GR-FSE)で行った実例では、技術者2人で約3時間かかったとされています。直4・縦置きの2AR-FSEでの手間は別物なので、工数は見積もりで確かめてください。いずれにせよ、個人のガレージでやる作業ではないと私は判断しています。

ドライアイス洗浄を頼む場合も、ドライアイスは1kgが約500Lの二酸化炭素になり、空気より重く低い場所にたまります。閉め切ったガレージやピットでは行わないのが前提で、二酸化炭素の安全データシートでは許容濃度が5000ppmとされ、呼吸用保護具・保護手袋・眼の保護具の着用が求められています。騒音は、レーザー洗浄業者の解説では100〜120dB程度とされ、立ち会うなら耳栓やイヤーマフが必要です。急に冷やされた部品に結露や凍結が起きることもあると書かれています。吸気バルブ裏まで施工するならウォルナットと同じくインマニ脱着が前提になるはずなので、施工範囲は業者に確認してください。ウォルナットとドライアイスの違いは別の記事で比べています。

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クラウン ハイブリッドのカーボンを溜めにくくする予防

DIY初心者くん
DIY初心者くん

カーボンを溜めないために、普段からできることはありますか?

タクミ
タクミ

一番大事なのはオイル管理です。吸気側を汚す元の多くは、エンジン内部から戻ってくるオイル分なんですよ。

DIY初心者くん
DIY初心者くん

ハイブリッドって、エンジンをあまり使わないから長持ちしそうですけど…

タクミ
タクミ

実は逆の面もあって、エンジンが温まりにくいのはオイルには不利なんです。普段できることを3つ挙げますね。

1つ目はオイル管理です。吸気バルブの汚れる速さはオイル交換の頻度に最も左右されるようだ、とする整備技術の解説があります。ハイブリッドは油温が上がりにくく、オイルに燃料や水分が混ざった状態が残りやすいとされるので、交換時期はメンテナンスノートの指定を守り、短距離ばかりの使い方ならシビアコンディションの扱いになるかを確認しておきます。交換間隔の数字は車種や年式で違うので、ここでは書きません。オイルの規格も取扱説明書の指定を優先してください。

2つ目は使い方です。近所の買い物だけで終わる日が続くと、エンジンが十分に温まる前に止まる回数が増えます。ときどき長めに走ってエンジンをしっかり温める日を作るよう、知人にはすすめました。

3つ目はPCVの点検です。ブローバイを吸気へ戻す経路が汚れの通り道になるので、ホースの亀裂や接続部のオイル汚れを点検のついでに見ておくと安心です。

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予防全般の考え方は、こちらにまとめています。

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よくある質問(FAQ)

Q1. 21クラウンのハイブリッドは直噴ですか? A. 直噴とポート噴射の両方を持っています。2AR-FSEはトヨタのD-4Sで、D-4Sは報道や技術解説で筒内直噴とポート噴射の併用と説明されています。V6・2.5Lのガソリン車は直噴だけの4GR-FSEとされるので、型式で区別してください。

Q2. ハイブリッドはエンジンが止まっている時間が長いのに、カーボンは溜まりますか? A. ゼロにはなりません。ポート噴射があってもPCVから戻るオイル分による堆積リスクは残ります。ハイブリッドはオイルに燃料や水分が残りやすいとされ、吸気側の汚れを増やす可能性はありますが、量を示すデータは見つかっていません。

Q3. 燃料添加剤だけでカーボン除去できますか? A. 期待しすぎない方がよいです。PEA系はメーカー純正品にも使われる成分ですが、直噴側では吸気側のカーボンは落とせないとされます。2AR-FSEでの効果を示すデータも見つからないので、予防の習慣と考えてください。

Q4. 210系でもウォルナットブラストやドライアイス洗浄はできますか?費用は? A. ウォルナットブラストは、吸気マニホールドを外し、吸気バルブを閉じた状態で行う業者の作業です。ドライアイス洗浄も、吸気バルブ裏まで施工するなら同じくインマニ脱着が前提になると考えられるので、施工範囲は業者に確認してください。210系向けの費用は信頼できる例を確認できなかったので、症状を伝えたうえで見積もりを取って比べてください。

まとめ

  • 21クラウン(210系)のハイブリッドは2AR-FSEで、直噴とポート噴射を併用するD-4S。純直噴より吸気バルブ裏は溜まりにくい前提がある
  • ただしPCVから戻るオイル分があるので、溜まらないわけではない。V6・2.5Lのガソリン車(4GR-FSE)は直噴だけなので別物と考える
  • ハイブリッドはエンジンが温まりにくく、オイルが傷みやすい条件がそろいやすい
  • もたつきや始動時の振動は、カーボン以外の原因も多い。まず故障コードとプラグ・点火系から切り分ける
  • 自分でできるのはスロットル清掃・添加剤・内視鏡での確認まで。吸気バルブ裏は業者の領域
  • 作業はハイブリッドシステムを止めてから。オレンジ色の高圧配線には触らない

まずは車検証の型式欄を見て、ご自分の21クラウンがどのエンジンなのかを確かめるところから始めてみてください。

画像: いらすとや より

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